春先、たらの木に出るたらの芽は、ほろ苦い味や香りが絶品です。山形県では早くから促成の「ふかし栽培」を取り入れ、全国でも一位の生産高を上げています。
「秋に葉の落ちたたらの木の枝を切り出し、乾燥しないように休ませます。その後、収穫時期を逆算してハウスに入れ温度を加えます。」
ハウス内には、ビニールのトンネルが作られ、中には水を入れた床に、高さ10cmほどのたらの木の駒木が立ち並べます。トンネルの中に電気温床線を張り巡らせ、内部を15~20度(夜間の最低10度)に保ちながら、皆様への出荷に向け栽培しております。
おいしい山形より
アスパラガスが一般の食卓に上るようになったのは昭和40年代以降。独特の食感やうま味を持つ、人気の野菜です。
冷涼な気候、肥沃な土壌が栽培の適地とされることから、北海道がいち早く産地を形成。山形県最上町では米に替わる作物として、平成16年から町をあげて取り組み、急速に産地形成を遂げています。
最上町での栽培は、徹底した土づくりからスタート。地元畜産農家の良質な堆肥を投入して深く掘り起こし、大地を健康で活力あるものに改良。このほ場に種から育てた苗を定植しました。
日本海と太平洋に注ぎ分ける分水嶺もあり、良質な水にも恵まれて育つ最上町のアスパラガス。生産者の手ごたえは大きく、取り組みから数年で栽培面積も生産量も何倍にも伸びています。
ところで、アスパラガスは疲労回復や滋養強壮効果のあるアスパラギン酸を含み、老化予防や利尿効果があるルチン、カロチン、ビタミンC・Eなども豊富です。
最上町では、アイスクリームやシャンプーなど、特産のアスパラガスを使った加工品づくりも進めています。
おいしい山形より
雪解けを待ってからの気温上昇に伴い、ぶどう芽の発芽が遅く、開花後もゆっくりと生育していきます。
春先の降雨量が多い為、水分の供給量は十分にありながら収穫前の9月後半からは降雨量が比較的少ないため、糖度も十分に上がりコクのある甘さへと仕上がっていきます。
当農園ではシャインマスカットの他ナガノパープル、クィーンニーナ、ピオーネなどの品種を栽培しております。